POA 70:メリット、使用例、精度の解説

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POA 70、またはヒルティの「レイアウトポイントレーザー」は、特に複雑で整っていない現場条件において、レイアウト作業のワークフローを大幅に簡素化しながら、高い精度を実現します。POA 70を使用すると、可視レーザーポイントによって、レイアウトポイントを床や天井に直接移すことができます。
 
注記: POA 70は、ブラケットとPM 2-PGを組み合わせたもので、プリズムをその真上に直接接続した状態で、鉛直レーザーをプリズムロッドに取り付けることができます。
 
鉛直レーザーとプリズムの位置合わせを組み合わせることで、POA 70は従来のレイアウト作業を簡素化し、特に実際の現場条件において生産性を大幅に向上させます。 

複雑なセットアップは不要: POA 70レイアウトポイントレーザーは、プリズムロッドの上部に取り付けられる、標準的なヒルティ2点鉛直レーザーです。取り付け後、プリズムをねじ込むだけですぐに作業を開始できます。ソフトウェアやハードウェアの変更・調整は必要ありません。「プラグアンドプレイ」のソリューションです。

主なメリット

1. プリズムとレーザーの位置合わせによる高精度

  • POA 70は鉛直機構を使用して、プリズムの中心を床または天井上の緑色レーザーポイントに合わせます
  • レイアウト精度要件(主要な用途で±3 mm(約1/8インチ))を満たすよう設計されています
ポールを完全に正確に設置できない場合でも精度が維持されるため、人為的ミスや機器による誤差のリスクを低減できます。

2. プリズムポールのレベリングが不要で、レイアウト作業を高速化

  • 気泡管によるレベリングや、ポールの継続的な調整が不要になります(導入しやすいソリューション)
  • ポイントへ直接移動するナビゲーションが簡単になります
  • ロッドの高さやロッドの傾きが精度に悪影響を与えません
    • 理由: 望遠鏡はプリズムの中心を測定します。この中心は、セルフレベリング式ヒルティレーザーの振り子の真上に、すでに直接配置されています。ロッドの高さや傾きは、振り子の精度に影響しません。傾きが鉛直レーザーの可視範囲を超えないようにしてください。

気泡管レベルを常に確認したり、ポールを再校正したりする必要がないため、レイアウト作業を2~3倍高速化できます。

3. 人間工学と視通性の向上

  • 作業者が立ったまま、より安定して作業できます
  • かがむ、ひざまずく、位置を変更するといった動作を低減します
  • プリズムロッド用三脚のレベリング脚を、手で常に操作する必要性を低減します
  • 調整可能な高さで、トータルステーションとの視通を維持します

疲労を軽減し、より速く、快適なワークフローを実現します。

重要なユーザー情報 - POA 70は「ロック解除」位置に保持してください

プリズムの真下にある正確な鉛直ポイントを示すには、レーザーの振り子を自由に動けるロック解除位置にする必要があります。POA 70が「ロック」されている場合、鉛直状態にはなりません。

実際の現場での使用例

POA 70は、従来のレイアウト方法では対応が難しい多くの課題を解決します。

地面の状態が悪い場合

  • 砂利、土、芝生などでは、プリズムポールを使ってポイントを特定することが困難な場合があります
  • POA 70を安定させてから正確なレーザー位置を特定することで、レイアウトの精度と速度を確保できます
POA 70を使用した場合: ポールの近くにある小さな範囲内でレーザーを特定し、障害物を簡単に取り除いて(足を使うこともできます)ポイントを見つけられます。

杭の設置と調整

  • ポイントまたは高さの基準として杭を打ち込む際、作業者は次のことができます。
    • 打ち込むたびに位置を調整する
    • レーザーを杭の中心に合わせた状態を維持する
POA 70を使用した場合: 細い杭の上部にプリズムロッドを不安定な状態で保持することなく、設置中にリアルタイムで修正できます。

立ち上がりスラブ、型枠、表面の端部へのマーキング

  • 端部や立ち上がりスラブ上にプリズムポールを正確に配置することは困難です
POA 70を使用した場合: ポイントレーザーで必要なポイントを特定しながら、プリズムポールを表面の近くで簡単に安定させることができます。

障害物のある場所(鉄筋、狭いスペース)

  • 鉄筋の密集や障害物によって、ポールを設置できない場合があります
POA 70を使用した場合: 必要なポイントの近くでプリズムポールを安定させながら、POA 70を調整して、障害物が密集したエリア内のポイント位置を特定できます。

ポイントの視認性を維持

  • 従来のワークフローでは、ポールを取り外すとポイントが失われます
POA 70を使用した場合: プリズムポールの設置からポイントのマーキングへ移行する際にも、視認可能な基準点を簡単に維持できます。

床と天井のポイントを同時に視覚化

POA 25 の底部から上部まで中心を貫通する穴により、床にレイアウトポイントをマーキングしながら、その鉛直方向の位置合わせを簡単に確認できます。これにより、ポイントが天井のどこに投影されるかをすぐに見上げて確認したり、ダクト、スプリンクラーパイプ、その他の障害物など、潜在的な干渉を特定したりできます。

精度に関する考慮事項

POA 70は、レイアウトマーキングに非常に効果的で高精度な視覚的基準を提供します。レーザーはプリズムの中心より少し上に配置されますが、このシステムは一般的な建設許容差の範囲内で精度を維持するよう設計されています。ポールが傾いている場合は、わずかな偏差が生じる可能性があります。最高精度が必要な重要ポイントについては、標準的なプリズムワークフローによる確認を推奨します。

試験環境での例を挙げると、高さ1.5 mで、プリズムとポイントレーザーの振り子とのオフセット、およびプリズムポールが傾く可能性を考慮した場合、プリズムポールが約1.7°わずかに傾いた状態で、3.7 mm(約1/8インチ)の偏差が確認されました。

POA 70を傾けすぎると、振り子からのレーザーが見えなくなり、プリズムポールの再調整が必要になります。これにより、精度を維持する能力がさらに高まります。

詳細は以下をご覧ください。

システム設計

  • POA 70は、鉛直機構を使用して、プリズムの中心を投影されたレーザーポイントに合わせます
  • 建設許容差の範囲内で、用途に適した精度を実現するよう設計されています

レーザーオフセットの実際

トータルステーションの望遠鏡レーザーはプリズムをターゲットにしますが、プリズムはレーザーの振り子基準点よりずかに上にあります。これにより、次の影響が生じます。
  • ポールが傾いた際に、わずかなオフセットが生じる可能性があります
  • 次の要因によって、わずかな偏差が生じます。
    • ポールの高さ
    • 傾きの角度

したがって、わずかな偏差は存在しますが、ほとんどの現場で許容される許容差の範囲内に収まります(実用上高い精度)。

POA 70と従来のレイアウト方法の比較

主なポイント

POA 70は単なるアクセサリーではなく、ワークフローを変革するツールです。
  • レベリングが不要になります
  • レイアウト作業をより迅速に実行できます
  • 実際の現場条件での使いやすさが向上します
  • 建設許容差の範囲内で精度を維持します

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